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必修問題「神経系」の重要ポイントまとめ、第112回看護師国家試験用問題

「神経系」

過去問出題回数(第100回以降):5回 

(第110回、第109回、第108回、第107回、第106回) 

 

この記事では、参考書などのような長い文章はできる限り省き、過去問の分析結果からの覚えていた方がよいポイントを簡潔・明瞭に記載していきます。 

太字で記載されている部分は過去に出題されたことがある部分ですので、しっかり覚えていきましょう。 

 

「神経系」のポイント

  1. 大脳皮質の部位
  2. 脳神経の種類と役割
  3. 神経伝達物質
  4. 交感神経・副交感神経の影響
  5. 関連問題全5問

.

1.大脳皮質の部位と中枢

 大脳の表面である大脳皮質は、中心溝・外側溝・頭頂後頭葉溝によって前頭葉頭頂葉・側頭葉・後頭葉に分かれる。

前頭葉:体性運動野、運動性言語野(ブローカ野)

頭頂葉:体性感覚野

側頭葉:聴覚野、感覚性言語野(ウェルニッケ野

後頭葉視覚野

 

大脳皮質

.

2.脳神経の種類と役割

Ⅰ     嗅神経:嗅覚情報を脳に伝える

Ⅱ    視神経:視覚情報を脳に伝える

Ⅲ   動眼神経:眼球運動、瞼の運動、瞳孔収縮

Ⅳ   滑車神経:眼球運動

Ⅴ   三叉神経:顔面の知覚、咀嚼筋の支配

Ⅵ   外転神経:眼球の外転運動

Ⅶ  顔面神経:顔面の表情筋、唾液腺・涙腺の分泌、舌前方の味覚

Ⅷ 内耳神経:平衡感覚、聴覚を伝える

Ⅸ   舌咽神経:舌後方の感覚・味覚、咽頭筋の運動、唾液腺の分泌

Ⅹ   迷走神経咽頭喉頭の筋肉を支配、咽頭喉頭・胸腹部の内蔵の働きを支配

Ⅺ  副神経:僧帽筋・胸鎖乳突筋の支配

Ⅻ 舌下神経:舌筋の支配

.

3.神経伝達物質

交感神経

節前線維細胞:アセチルコリン

節後線維細胞:ノルアドレナリン

副交感神経

節前線維細胞:アセチルコリン

節後線維細胞:アセチルコリン

.

4.交感神経・副交感神経の影響

(左)交感神経の影響:(右)副交感神経の影響

瞳孔

散大(拡張):縮瞳(収縮)

・唾液腺

粘性唾液分泌:漿液性唾液分泌

心拍数

増加:減少

末梢血管

収縮:支配なし

気管支

拡張:収縮

・胃腸運動

抑制:促進

・排尿

抑制:促進

・副腎髄質

アドレナリン、ノルアドレナリン分泌:支配なし

・男性生殖器

射精:勃起

・汗腺

分泌促進:支配なし

・立毛筋

収縮:支配なし

 

 

 それでは、ここからは関連問題を準備したので、解いてみましょう。

 

.

【問題1】

後頭葉にあるのはどれか。

 1.嗅覚野

 2.視覚野

 3.聴覚野

 4.体性感覚野

 

【問題2】

三叉神経の機能はどれか。

 1.視覚

 2.眼球の運動

 3.顔面の知覚

 4.表情筋の運動

 

【問題3】

嚥下に関わるのはどれか。

 1.嗅神経

 2.外転神経

 3.滑車神経

 4.迷走神経

 

【問題4】

神経伝達物質はどれか。

 1.アルブミン

 2.フィブリン

 3.アセチルコリン

 4.エリスロポエチン

 

【問題5】

交感神経の緊張状態はどれか。

 1.瞳孔の収縮

 2.気管支の収縮

 3.心拍数の減少

 4.末梢血管の収縮

 

答え

 

 

 

みなさんいかがでしたか?

答えは一番最後に書いてますので確認してみてください。

 

 

 

Instagramで毎日、過去の必修問題・答えと簡単な解説を書いたものをあげていますので、ちょっとした隙間時間や空き時間に読んでみてください。そして、お役に立ったらぜひいいね・フォローお願いします。

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看護師国家試験は日々の積み重ねが一番大切です。

頑張ってるみなさんの一助となれることを心より願っております。

 

 

それでは国家試験合格を目指してがんばりましょー!

 

 

 

.

答え

【問題1】:2

【問題2】:3

【問題3】:4

【問題4】:3

【問題5】:4

第112回看護師国家試験対策 まとめ①(Ⅰ章・Ⅱ章)

第112回看護師国家試験までもう100日を切りました。

みなさん国試の勉強の進み具合はいかがでしょうか。

 

そろそろ実習や卒業論文の終わりが見えてきて、国家試験に本腰を入れ始めていることでしょう。

今はきっと模試の振り返りや過去問を解いて、調べての繰り返しでしょう。一般問題や状況設定問題を中心に勉強しているかと思います。この先、試験が近づいてくるにつれて、必修問題の80%の正答率の壁にプレッシャーを感じてくると思います。

そんな時に簡単にポイントを押さえた振り返りができるよう、本日の記事では、今まであげた記事をまとめておきます。

ぜひお役に立ててください。

 

下記にあげた記事の項目はそれぞれ、第100回以降の看護師国家試験で5回以上出題されている頻出問題であり、絶対押さえておきたい項目となっています。

それぞれの項目の問題を準備しているので、もし間違った場合には、重要ポイントを簡単にまとめた記事も準備しているので復習として合わせて読んでみてください。

 

この記事でまとめた出題項目

↓項目を飛ばしてまとめ問題へ、全15問

Ⅰ章 看護の社会的側面および倫理的側面について基本的な知識を問う

[健康の定義と理解]

健康に関する指標

 ・年齢別人口

 ・出生と死亡の動向

 ・死因の概要

 ・平均余命、平均寿命、健康寿命

[健康に影響する要因]

生活行動・習慣

 ・活動と運動、レクリエーション

生活環境

 ・水気、大気、土壌

社会環境

 ・職業と健康障害

[看護に関わる基本的法律]

保健師助産師看護師法

 ・保健師助産師看護師の義務

 

Ⅱ章 看護の対象および看護活動の場と看護の機能について基本的な知識を問う

[人間の特性]

人間の欲求

 ・基本的欲求&社会的欲求

[人間のライフサイクル各期の特徴と生活]

胎児期

 ・形態的発達と異常①

 ・形態的発達と異常②

新生児期・乳児期

 ・身体の発達①

 ・身体の発達②

思春期

 ・第二次性徴

[主な看護活動の場と看護の機能]

看護活動の場と機能

 ・病院・診療所

 

 

問題の答えはそれぞれの関連記事の後に書いてあります。関連記事はできるだけ簡略化して、重要ポイントを押さえていますのでぜひ読んでくださいね。

 

【問題1】

令和2年(2020年)の日本の人口推計10年前より増加しているのはどれか。

 1.総人口  

 2.年少人口  

 3.老年人口  

 4.生産年齢人口

saisakinoyoi-tenkouhuryou.hatenablog.com

答え:3

 

【問題2】

令和2年(2020年)の日本の出生数に最も近いのはどれか。

 1.55万人  

 2.85万人  

 3.115万人  

 4.145万人

saisakinoyoi-tenkouhuryou.hatenablog.com

答え:2

 

【問題3】

令和2年(2020年)の人口動態統計における主要死因別の死亡率で老衰の順位はどれか。

 1.1位  

 2.2位  

 3.3位  

 4.4位

saisakinoyoi-tenkouhuryou.hatenablog.com

答え:3

 

【問題4】

世界保健機関〈WHO〉が平成12年(2020年)に提唱した「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」はどれか。

 1.健康寿命  

 2.健康余命  

 3.平均寿命  

 4.平均余命

saisakinoyoi-tenkouhuryou.hatenablog.com

答え:1

 

【問題5】

令和元年(2019年)の国民健康・栄養調査において、男性で運動習慣のある割合が最も多いのはどれか。

 1.20〜29歳  

 2.40〜49歳 

 3.60〜69歳  

 4.70歳以上

saisakinoyoi-tenkouhuryou.hatenablog.com

答え:4

 

【問題6】

大気汚染物質の二酸化硫黄(SO2)について正しいのはどれか。

 1.発がん性がある。  

 2.じん肺を引き起こす。

 3.酸性雨の原因物質である。

 4.不完全燃焼によって発生する。

saisakinoyoi-tenkouhuryou.hatenablog.com

答え:3

 

【問題7】

職業性疾病のうち情報機器(VDT)作業による健康障害はどれか。

 1.じん肺   

 2.視力障害  

 3.振動障害  

 4.皮膚障害

saisakinoyoi-tenkouhuryou.hatenablog.com

答え:2

 

【問題8】

保健師助産師看護師法で規定されている看護師の義務はどれか。

 1.研究をする。

 2.看護記録を保持する。

 3.看護師自身の健康の保持増進を図る。

 4.業務上知り得た人の秘密を漏らさない。

saisakinoyoi-tenkouhuryou.hatenablog.com

答え:4

 

【問題9】

マズロー,A.Hの基本的欲求の階層構造で承認の欲求はどれか。

 1.尊重されたい。

 2.休息をとりたい。

 3.他人と関わりたい。

 4.自分の能力を発揮したい。

saisakinoyoi-tenkouhuryou.hatenablog.com

答え:1

 

【問題10】

胎児循環で胎児から胎盤に血液を送るのはどれか。

 1.総頚動脈  

 2.肺動脈

 3.臍動脈  

 4.臍静脈

saisakinoyoi-tenkouhuryou.hatenablog.com

答え:3

 

【問題11】

肺サーファクタントの分泌によって胎児の肺機能が成熟する時期はどれか。

 1.在胎10週ころ

 2.在胎18週ころ

 3.在胎26週ころ

 4.在胎34週ころ

saisakinoyoi-tenkouhuryou.hatenablog.com

答え:4

 

【問題12】

原始反射はどれか。

 1.手掌把握反射

 2.視性立ち直り反射

 3.パラシュート反射

 4.Landau(ランドー)反射

saisakinoyoi-tenkouhuryou.hatenablog.com

答え:1

 

【問題13】

乳児でIgG抗体量が最も少なくなる時期はどれか。

 1.生後0〜2ヶ月

 2.生後3〜6ヶ月

 3.生後7〜9ヶ月

 4.生後10〜12ヶ月

saisakinoyoi-tenkouhuryou.hatenablog.com

答え:2

 

【問題14】

男子の第二次性徴による変化はどれか。

 1.精通

 2.骨盤の拡大

 3.皮下脂肪の増加

 4.第1大臼歯の萌出

saisakinoyoi-tenkouhuryou.hatenablog.com

答え:1

 

【問題15】

医療法において、病院とは( )人以上の患者を入院させるための施設を有するものと規定されている。( )に入れるのはどれか。

 1.10

 2.20

 3.50

 4.100

saisakinoyoi-tenkouhuryou.hatenablog.com

答え:2

 


 

 

必修問題「病院・診療所」の重要ポイントまとめ、第112回看護師国家試験用問題

「病院・診療所」

過去問出題回数(第100回以降):6回 

(第110回、第109回、第107回、第106回、第105回、第102回) 

 

この記事では、参考書などのような長い文章はできる限り省き、過去問の分析結果からの覚えていた方がよいポイントを簡潔・明瞭に記載していきます。 

太字で記載されている部分は過去に出題されたことがある部分ですので、しっかり覚えていきましょう。 

 

「病院・診療所」のポイント

  1. 法律と定義
  2. 地域医療支援病院
  3. 特定機能病院

 

1.法律と定義

法律:病院、診療所、助産所の定義や基準は、医療法によって定められている。

病院:医師、歯科医師が医業、歯科業を行う場所で、20人以上の患者を入院させるための施設を有するもの。開設には、一般病床の常勤換算で入院患者:看護職員が3:1人以上配置しなければならないと医療法で定められている。

診療所:入院施設がないか、もしくは19人以下(20人未満)の入院施設のあるもの。

 

2.地域医療支援病院

国や都道府県、あるいは厚生労働所の定めた人が開設する病院で、患者200人以上の入院施設があることや、地域のほかの病院からの患者を受け入れること、医療従事者の脂質の向上のたえの研修を行う能力を持つこと、都道府県知事の承認を得た病院が該当する。

 

3.特定機能病院

患者400人以上の収容施設があって原則定められた16の診療科を標榜し、高度の医療提供能力、高度の医療技術の開発・評価能力、高度の医療に関する研修能力を有するものとして、厚生労働大臣の承認を得た病院のこと。

 

 

 

 それでは、ここからは関連問題を準備したので、解いてみましょう。

 

【問題1】

医療法において、病院とは( )人以上の患者を入院させるための施設を有するものと規定されている。( )に入れるのはどれか。

 1.10

 2.20

 3.50

 4.100

 

【問題2】

医療法には「診療所とは、患者を入院させるための施設を有しないもの又は( )人以下の患者を入院させるための施設を有するもの」と定められている。( )に入るのはどれか。

 1.16

 2.17

 3.18

 4.19

 

【問題3】

一般病床の看護職員の配置基準は、入院患者( )人に対して看護師及び准看護師1人と法令で定められている。( )に入るのはどれか。

 1.2

 2.3

 3.4

 4.5

 

【問題4】

医療法で「地域の医療従事者の資質の向上を図るための研修を行わせる能力を有すること」と定められているのはどれか。

 1.助産所

 2.診療所

 3.特定機能病院

 4.地域医療支援病院

 

【問題5】

医療法に基づき高度医療の提供とそれに関する研修を実施する医療施設はどれか。

 1.診療所

 2.特定機能病院

 3.地域医療支援病院

 4.臨床研究中核病院

 

 

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答え

【問題1】:2

【問題2】:4

【問題3】:2

【問題4】:4

【問題5】:2

 

必修問題「(思春期)第二次性徴」の重要ポイントまとめ、第112回看護師国家試験用問題

「(思春期)第二次性徴」

過去問出題回数(第100回以降):4回 

(第110回、第109回、第106回、第103回)

 

この記事では、参考書などのような長い文章はできる限り省き、過去問の分析結果からの覚えていた方がよいポイントを簡潔・明瞭に記載していきます。 

太字で記載されている部分は過去に出題されたことがある部分ですので、しっかり覚えていきましょう。 

 

「(思春期)第二次性徴」のポイント

  1. 第二次性徴に関与するホルモン
  2. 第二次性徴による変化

 

1.第二次性徴に関与するホルモン

女性の第二次性徴:卵胞ホルモン(エストロゲンの分泌によるもの。

女性は思春期になると視床下部から性腺刺激ホルモン放出ホルモンが分泌される。それにより下垂体から、性腺刺激ホルモン(卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモン)が分泌されることで、卵巣からのエストロゲンの分泌を亢進する。

 

男性の第二次性徴:男性ホルモン=アンドロゲン(テストステロン)の分泌によるもの

 

2.第二次性徴による変化

女性:

  • 乳腺の発育
  • 陰毛・腋毛発生
  • 初経
  • 皮下脂肪の蓄積
  • 骨端線閉鎖

一般的に最も多い初経年齢は12歳である。

 

男性:

  • 睾丸と陰茎の発達
  • 声変わり
  • 陰毛・腋毛・ひげの発生
  • 精通
  • 筋肉の増大・骨突起の隆起
  • 骨端性の閉鎖

過半数15歳で精通を経験する。

 

 

 

 それでは、ここからは関連問題を準備したので、解いてみましょう。

 

 

 

【問題1】

男子の第二次性徴による変化はどれか。

 1.精通

 2.骨盤の拡大

 3.皮下脂肪の増加

 4.第1大臼歯の萌出

 

【問題2】

第二次性徴の発現に関与するホルモンはどれか。

 1.抗利尿ホルモン(ADH)

 2.黄体形成ホルモン(LH

 3.副甲状腺ホルモン(PTH)

 4.甲状腺刺激ホルモン(TSH)

 

【問題3】

思春期に分泌が増加するホルモンはどれか。

 1.グルカゴン

 2.オキシトシン

 3.カルシトニン

 4.アンドロゲン

 

【問題4】

初経を発来させるホルモンはどれか。

 1.卵胞ホルモン

 2.抗利尿ホルモン

 3.副腎皮質ホルモン

 4.甲状腺刺激ホルモン

 

 

みなさんいかがでしたか?

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看護師国家試験は日々の積み重ねが一番大切です。

頑張ってるみなさんの一助となれることを心より願っております。

 

それでは国家試験合格を目指してがんばりましょー!

 

 

 

答え

【問題1】:1

【問題2】:2

【問題3】:4

【問題4】:1

 

 

必修問題「(新生児期・乳児期)身体の発育②」の重要ポイントまとめ、第112回看護師国家試験用問題

「(新生児期・乳児期)身体の発育」

過去問出題回数(第100回以降):7回(問題数としては9問)

(第110回2問、第109回、第107回、第106回、第103回、第102回2問、第101回) 

 

前回まとめられなかった部分を今回まとめていきたいと思います。

 

この記事では、参考書などのような長い文章はできる限り省き、過去問の分析結果からの覚えていた方がよいポイントを簡潔・明瞭に記載していきます。

太字で記載されている部分は過去に出題されたことがある部分ですので、しっかり覚えていきましょう。 

 

「(新生児期・乳児期)身体の発育②」のポイント

  1. 免疫グロブリン
  2. 呼吸の型
  3. 大泉門と小泉門の閉鎖時期と異常
  4. 底出生体重児

 

1.免疫グロブリン

IgG:唯一胎盤を通過。母体からのIgGが減少し、自己で産生するようになるが、この入れ替わりの時期である生後3〜6ヶ月頃が最も少なくなるため、この時期に感染症の罹患が多くなる。

IgA:新生児はほとんど持っていない。母乳(初乳)から移行。

IgM:新生児はほとんど持っていない。

資料 さわ研究所 「これで完璧!看護国試必修完全攻略集」P 129

 

2.呼吸の型

新生児期〜乳児期腹式呼吸

幼児期:胸腹式呼吸

学童期以降:胸式呼吸

 

3.大泉門と小泉門の閉鎖時期と異常

大泉門:1歳2ヶ月〜1歳6ヶ月ごろまでに閉鎖

小泉門:生後まもなくから2〜3ヶ月ごろで閉鎖

  • 陥没:脱水症
  • 膨隆:脳圧上昇(脳腫瘍・髄膜炎脳炎
  • 閉鎖が早い時:小頭症
  • 閉鎖が遅い時:水頭症

 

4.低出生体重児

正常:2900〜3100g(満期出生時の標準値)

低出生体重児2500g未満

低出生体重児:1500g未満

超低出生体重児:1000g未満

 

 それでは、ここからは関連問題を準備したので、解いてみましょう。

 

 

 

【問題1】

乳児でIgG抗体量が最も少なくなる時期はどれか。

 1.生後0〜2ヶ月

 2.生後3〜6ヶ月

 3.生後7〜9ヶ月

 4.生後10〜12ヶ月

 

【問題2】

乳児期における呼吸の型はどれか。

 1.肩呼吸

 2.胸式呼吸

 3.腹式呼吸

 4.胸腹式呼吸

 

【問題3】

大泉門が閉鎖する時期はどれか。

 1.1ヶ月

 2.6ヶ月

 3.1歳6ヶ月

 4.3歳

 

【問題4】

低出生体重児の基準はどれか。

 1.3000g未満

 2.2750g未満

 3.2500g未満

 4.2250g未満

 

 

 

みなさんいかがでしたか?

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看護師国家試験は日々の積み重ねが一番大切です。

頑張ってるみなさんの一助となれることを心より願っております。

 

 

それでは国家試験合格を目指してがんばりましょー!

 

 

 

答え

【問題1】:2

【問題2】:3

【問題3】:3

【問題4】:3

 

 

必修問題「(新生児期・乳児期)身体の発育①」の重要ポイントまとめ、第112回看護師国家試験用問題

「(新生児期・乳児期)身体の発育」

過去問出題回数(第100回以降):7回(問題数としては9問)

(第110回2問、第109回、第107回、第106回、第103回、第102回2問、第101回) 

 

上記の項目の問題に関しては、一回の試験で2問出題されることもあり、出題確率がとても高い。しかし、出題範囲が広く、多数の重要ポイントがあるため、2回に分けて重要ポイントをまとめたいと思います。

 

この記事では、参考書などのような長い文章はできる限り省き、過去問の分析結果からの覚えていた方がよいポイントを簡潔・明瞭に記載していきます。

太字で記載されている部分は過去に出題されたことがある部分ですので、しっかり覚えていきましょう。 

 

「(新生児期・乳児期)身体の発育①」のポイント

  1. 新生児や乳児に見られる反射
  2. 乳歯について
  3. 身長・体重の増加の目安

 

1.新生児や乳児に見られる反射

(1)原始反射の種類と消失時期

  • モロー反射:生後3〜4ヶ月頃に消失
  • 手掌把握反射:生後4ヶ月頃に消失
  • 足底把握反射:生後9〜11ヶ月頃に消失
  • 緊張性頚反射:生後4ヶ月頃に消失
  • 足踏み反射:生後1〜2ヶ月頃に消失
  • 吸啜反射:生後4〜5ヶ月頃に消失
  • 口唇探索反射:生後4〜5ヶ月頃に消失
  • バビンスキー反射:2歳頃までに消失

(2)その他の反射出現時期

  • パラシュート反射:生後8〜9ヶ月頃から始まり、生涯にわたってみられる。
  • 視性立ち直り反射:生後6ヶ月頃に現れ、生涯継続する。

2.乳歯について

  • 生後6ヶ月頃に、下顎乳中切歯から生え始める。
  • だいたい、1歳で8本、2歳半全20本が生えそろう。個人差が大きい。

3.身長・体重の増加の目安

  • 身長:生後1年で出生時の約1.5倍。
  • 体重:生後3〜4ヶ月で約2倍、生後1年で約3倍。

 

 

 それでは、ここからは関連問題を準備したので、解いてみましょう。

 

【問題1】

原始反射はどれか。

 1.手掌把握反射

 2.視性立ち直り反射

 3.パラシュート反射

 4.Landau(ランドー)反射

 

【問題2】

乳歯が全て生えそろったときの本数はどれか。

 1.16本

 2.20本

 3.24本

 4.28本

 

【問題3】

標準的な発育をしている乳児の体重が出生時の体重の約2倍になる時期はどれか。

 1.生後3ヶ月 

 2.生後6ヶ月

 3.生後9ヶ月

 4.生後12ヶ月

 

【問題4】

出生時からみられ、生後3ヶ月頃に消失する反射はどれか。

 1.足踏み反射

 2.パラシュート反射

 3.モロー反射

 4.バビンスキー反射

 

【問題5】

乳歯がすべて生えそろう年齢はどれか。

 1.0〜1歳

 2.2〜3歳

 3.4〜5歳

 4.6〜7歳

 

みなさんいかがでしたか?

答えは一番最後に書いてますので確認してみてください。

 

 

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看護師国家試験は日々の積み重ねが一番大切です。

頑張ってるみなさんの一助となれることを心から願っております。

 

 

それでは国家試験合格を目指してがんばりましょー!

 

 

答え

【問題1】:1

【問題2】:2

【問題3】:1

【問題4】:3

【問題5】:2

 

 

 

必修問題「(胎児期)形態的発達と異常②」の重要ポイントまとめ、第112回看護師国家試験用問題

(胎児期)形態的発達と異常②」

 

過去問出題回数(第100回以降):7回 

(第111回、第110回、第108回、第106回、第102回、第101回、第100回) 

 

前回の記事で「胎児循環」についてまとめたので、それ以外の「(胎児期)形態的発達と異常」についてまとめたいと思います。

 

この記事では、参考書などのような長い文章はできる限り省き、過去問の分析結果からの覚えていた方がよいポイントを簡潔・明瞭に記載していきます。 

太字で記載されている部分は過去に出題されたことがある部分ですので、しっかり覚えていきましょう。 

 

 

「(胎児期)形態的発達と異常②」のポイント

  1. 妊娠週数と胎児の発達(第106回)
  2. 胎児心拍(第94回)
  3. 胎芽病:先天性風疹症候群(CRS)(第110回)
  4. 染色体異常:ダウン症候群(第102回)
  5. 伴性劣勢遺伝病:血友病(第100回)

 

1.妊娠週数と胎児の発達

 15〜16週:胎盤完成

 34週ころ:肺サーファクタントが十分産生されて肺機能が成熟する 

 

 

2.胎児心拍

徐脈<110bpm

110〜160bpm:正常

160<頻脈

 

 

3.胎芽病:先天性風疹症候群(CRS)

 妊娠初期に母体となる母親が風疹ウイルスに感染し、ウイルスがたいばんを通じて胎児に感染することで、出生児に先天性心疾患、難聴、白内障などが生じる。これらを総称して先天性風疹症候群と呼ぶ。

 

 

4.染色体異常:ダウン症候群

 21番目の常染色体の数が通常の2本より1本多い3本(トリソミー)である場合に起こる。高齢出産に発生頻度が高く、新生児から独特の顔貌をしめす。筋緊張低下、心奇形の合併、精神・運動発達遅延などが認められる。

 

 

5.伴性劣勢遺伝病:血友病

 X染色体(性染色体)常にある凝固因子をコードする遺伝子の欠損によって起こり、血液凝固半のが障害される。一生涯にわたって血液製剤の自己注射が必要になる。

 

 

 それでは、ここからは関連問題を準備したので、解いてみましょう。

 

 

【問題1】

肺サーファクタントの分泌によって胎児の肺機能が成熟する時期はどれか。

 1.在胎10週ころ

 2.在胎18週ころ

 3.在胎26週ころ

 4.在胎34週ころ

 

【問題2】

妊娠末期の胎児心拍数の正常値はどれか。

 1.40〜80bpm

 2.80〜120bpm

 3.120〜160bpm

 4.160〜200bpm

 

【問題3】

妊娠初期の感染で児になんちょうが生じる可能性が高いのはどれか。

 1.水痘 

 2.風疹  

 3.麻疹

 4.流行性耳下腺炎

 

【問題4】

ダウン症候群を生じるのはどれか。

 1.13トリソミー

 2.18トリソミー

 3.21トリソミー

 4.性染色体異常

 

【問題5】

伴性劣性遺伝病(X連鎖劣性遺伝病)はどれか。

 1.血友病

 2.ダウン症候群

 3.先天性風疹症候群

 4.フェニルケトン尿症

 

 

みなさんいかがでしたか?

答えは一番最後に書いてますので確認してみてください。

 

 

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看護師国家試験は日々の積み重ねが一番大切です。

頑張ってるみなさんの一助となれることを心より願っております。

 

 

それでは国家試験合格を目指してがんばりましょー!

 

 

答え

【問題1】:4

【問題2】:3

【問題3】:2

【問題4】:3

【問題5】:1