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必修問題「神経系」の重要ポイントまとめ、第112回看護師国家試験用問題

「神経系」

過去問出題回数(第100回以降):5回 

(第110回、第109回、第108回、第107回、第106回) 

 

この記事では、参考書などのような長い文章はできる限り省き、過去問の分析結果からの覚えていた方がよいポイントを簡潔・明瞭に記載していきます。 

太字で記載されている部分は過去に出題されたことがある部分ですので、しっかり覚えていきましょう。 

 

「神経系」のポイント

  1. 大脳皮質の部位
  2. 脳神経の種類と役割
  3. 神経伝達物質
  4. 交感神経・副交感神経の影響
  5. 関連問題全5問

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1.大脳皮質の部位と中枢

 大脳の表面である大脳皮質は、中心溝・外側溝・頭頂後頭葉溝によって前頭葉頭頂葉・側頭葉・後頭葉に分かれる。

前頭葉:体性運動野、運動性言語野(ブローカ野)

頭頂葉:体性感覚野

側頭葉:聴覚野、感覚性言語野(ウェルニッケ野

後頭葉視覚野

 

大脳皮質

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2.脳神経の種類と役割

Ⅰ     嗅神経:嗅覚情報を脳に伝える

Ⅱ    視神経:視覚情報を脳に伝える

Ⅲ   動眼神経:眼球運動、瞼の運動、瞳孔収縮

Ⅳ   滑車神経:眼球運動

Ⅴ   三叉神経:顔面の知覚、咀嚼筋の支配

Ⅵ   外転神経:眼球の外転運動

Ⅶ  顔面神経:顔面の表情筋、唾液腺・涙腺の分泌、舌前方の味覚

Ⅷ 内耳神経:平衡感覚、聴覚を伝える

Ⅸ   舌咽神経:舌後方の感覚・味覚、咽頭筋の運動、唾液腺の分泌

Ⅹ   迷走神経咽頭喉頭の筋肉を支配、咽頭喉頭・胸腹部の内蔵の働きを支配

Ⅺ  副神経:僧帽筋・胸鎖乳突筋の支配

Ⅻ 舌下神経:舌筋の支配

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3.神経伝達物質

交感神経

節前線維細胞:アセチルコリン

節後線維細胞:ノルアドレナリン

副交感神経

節前線維細胞:アセチルコリン

節後線維細胞:アセチルコリン

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4.交感神経・副交感神経の影響

(左)交感神経の影響:(右)副交感神経の影響

瞳孔

散大(拡張):縮瞳(収縮)

・唾液腺

粘性唾液分泌:漿液性唾液分泌

心拍数

増加:減少

末梢血管

収縮:支配なし

気管支

拡張:収縮

・胃腸運動

抑制:促進

・排尿

抑制:促進

・副腎髄質

アドレナリン、ノルアドレナリン分泌:支配なし

・男性生殖器

射精:勃起

・汗腺

分泌促進:支配なし

・立毛筋

収縮:支配なし

 

 

 それでは、ここからは関連問題を準備したので、解いてみましょう。

 

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【問題1】

後頭葉にあるのはどれか。

 1.嗅覚野

 2.視覚野

 3.聴覚野

 4.体性感覚野

 

【問題2】

三叉神経の機能はどれか。

 1.視覚

 2.眼球の運動

 3.顔面の知覚

 4.表情筋の運動

 

【問題3】

嚥下に関わるのはどれか。

 1.嗅神経

 2.外転神経

 3.滑車神経

 4.迷走神経

 

【問題4】

神経伝達物質はどれか。

 1.アルブミン

 2.フィブリン

 3.アセチルコリン

 4.エリスロポエチン

 

【問題5】

交感神経の緊張状態はどれか。

 1.瞳孔の収縮

 2.気管支の収縮

 3.心拍数の減少

 4.末梢血管の収縮

 

答え

 

 

 

みなさんいかがでしたか?

答えは一番最後に書いてますので確認してみてください。

 

 

 

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看護師国家試験は日々の積み重ねが一番大切です。

頑張ってるみなさんの一助となれることを心より願っております。

 

 

それでは国家試験合格を目指してがんばりましょー!

 

 

 

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答え

【問題1】:2

【問題2】:3

【問題3】:4

【問題4】:3

【問題5】:4