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必修問題「(胎児期)形態的発達と異常②」の重要ポイントまとめ、第112回看護師国家試験用問題

(胎児期)形態的発達と異常②」

 

過去問出題回数(第100回以降):7回 

(第111回、第110回、第108回、第106回、第102回、第101回、第100回) 

 

前回の記事で「胎児循環」についてまとめたので、それ以外の「(胎児期)形態的発達と異常」についてまとめたいと思います。

 

この記事では、参考書などのような長い文章はできる限り省き、過去問の分析結果からの覚えていた方がよいポイントを簡潔・明瞭に記載していきます。 

太字で記載されている部分は過去に出題されたことがある部分ですので、しっかり覚えていきましょう。 

 

 

「(胎児期)形態的発達と異常②」のポイント

  1. 妊娠週数と胎児の発達(第106回)
  2. 胎児心拍(第94回)
  3. 胎芽病:先天性風疹症候群(CRS)(第110回)
  4. 染色体異常:ダウン症候群(第102回)
  5. 伴性劣勢遺伝病:血友病(第100回)

 

1.妊娠週数と胎児の発達

 15〜16週:胎盤完成

 34週ころ:肺サーファクタントが十分産生されて肺機能が成熟する 

 

 

2.胎児心拍

徐脈<110bpm

110〜160bpm:正常

160<頻脈

 

 

3.胎芽病:先天性風疹症候群(CRS)

 妊娠初期に母体となる母親が風疹ウイルスに感染し、ウイルスがたいばんを通じて胎児に感染することで、出生児に先天性心疾患、難聴、白内障などが生じる。これらを総称して先天性風疹症候群と呼ぶ。

 

 

4.染色体異常:ダウン症候群

 21番目の常染色体の数が通常の2本より1本多い3本(トリソミー)である場合に起こる。高齢出産に発生頻度が高く、新生児から独特の顔貌をしめす。筋緊張低下、心奇形の合併、精神・運動発達遅延などが認められる。

 

 

5.伴性劣勢遺伝病:血友病

 X染色体(性染色体)常にある凝固因子をコードする遺伝子の欠損によって起こり、血液凝固半のが障害される。一生涯にわたって血液製剤の自己注射が必要になる。

 

 

 それでは、ここからは関連問題を準備したので、解いてみましょう。

 

 

【問題1】

肺サーファクタントの分泌によって胎児の肺機能が成熟する時期はどれか。

 1.在胎10週ころ

 2.在胎18週ころ

 3.在胎26週ころ

 4.在胎34週ころ

 

【問題2】

妊娠末期の胎児心拍数の正常値はどれか。

 1.40〜80bpm

 2.80〜120bpm

 3.120〜160bpm

 4.160〜200bpm

 

【問題3】

妊娠初期の感染で児になんちょうが生じる可能性が高いのはどれか。

 1.水痘 

 2.風疹  

 3.麻疹

 4.流行性耳下腺炎

 

【問題4】

ダウン症候群を生じるのはどれか。

 1.13トリソミー

 2.18トリソミー

 3.21トリソミー

 4.性染色体異常

 

【問題5】

伴性劣性遺伝病(X連鎖劣性遺伝病)はどれか。

 1.血友病

 2.ダウン症候群

 3.先天性風疹症候群

 4.フェニルケトン尿症

 

 

みなさんいかがでしたか?

答えは一番最後に書いてますので確認してみてください。

 

 

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看護師国家試験は日々の積み重ねが一番大切です。

頑張ってるみなさんの一助となれることを心より願っております。

 

 

それでは国家試験合格を目指してがんばりましょー!

 

 

答え

【問題1】:4

【問題2】:3

【問題3】:2

【問題4】:3

【問題5】:1