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必修問題「出生と死亡の動向」の重要ポイントまとめ、第112回看護師国家試験用問題

本日は、

 

「出生と死亡の動向」

 

についてです。

 

「出生と死亡の動向」に関する問題は、第98回から第111回までの14回の間に8回出題と、頻出問題となっています。

特に出生の動向に関しては内6回と多いです。

また、第98回以降の問題で、死亡の動向においては、「死亡数」を問われている問題のみとなっており、ポイントを抑えることで確実に点数につなげることができる項目となっています。

 

それでは、ポイントをまとめていきましょう。

 

【出生の動向】

●用語

出生数:その年に生まれた子どもの数

出生率:人口千人に対する出生数の割合

合計特殊出生率:15〜49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので、女性が一生のうちに平均何人の子どもを産むか、という推計値。

 

●統計

[令和2年(2020年)]

出生数:84万832人(前年より2万4,407人減少)

出生率6.8(人口千人に対して)

合計特殊出生率1.34(前年の1.36を下回った、過去最低は平成17年の1.26)

 

●出生数から死亡数を引いた自然増加数はマイナスとなっている。つまり、日本の人口は減少しているということ。

 

●年齢階級別の出生率では30〜34歳が最も高い

母の年齢階級別出生率の推移

資料 厚生労働省「人口動態統計月報年計(概数)の概況」

 

 

 

 

【死亡の動向】

上記で書いたようにここでは死亡数を押さえておきましょう。

 

●統計

[令和2年(2020年)]

死亡数:137万2,648人

死亡率:11.1(人口千人に対して)

 

●日本における死亡率は、人口動態調査が行われた昭和22年(1947年)から、健康水準の改善に伴って死亡率は低下傾向であった。しかし、昭和58年(1983年)ごろからは、高齢化の影響によって死亡率は緩やかな上昇傾向を示している。

 

 

では以上のことを踏まえて、過去問の動向からみた予想問題を解いてみましょう。

分からない場合は、上記を確認しながらでも大丈夫ですよ。

 

 

予想問題

【問題1】

令和2年(2020年)の日本の出生数に最も近いのはどれか。

 1.55万人  

 2.85万人  

 3.115万人  

 4.145万人

 

【問題2】

日本の令和2年(2020年)における母の年齢階級別出生率が最も高いのはどれか。

 1.20〜24歳 

 2.25〜29歳 

 3.30〜34歳  

 4.35〜39歳 

 5.40〜44歳

 

【問題3】

日本の令和2年(2020年)の死亡数に近いのはどれか。

 1.98万人  

 2.118万人  

 3.138万人  

 4.158万人

 

【問題4】

日本における令和2年(2020年)の合計特殊出生率はどれか。

 1.0.34  

 2.1.34  

 3.2.34  

 4.3.34

 

 

 

 

みなさんいかがでしたか?

答えは一番最後に書いてますので確認してみてください。

 

 

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看護師国家試験は日々の積み重ねが一番大切です。

頑張ってるみなさんの一助となれることを願っています。

 

それでは国家試験合格を目指してがんばりましょー!

 

 

答え

【問題1】:2

【問題2】:3

【問題3】:3

【問題4】:2