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必修問題「妊娠・分娩・産褥の経過②」の重要ポイントまとめ、第112回看護師国家試験用問題

「妊娠・分娩・産褥の経過」

過去問出題回数(第100回以降):6回 

(第109回、第106回、第105回、第104回、第102回、第100回) 

 

今回は、「妊娠・分娩・産褥の経過」の「分娩・産褥」についてまとめました。

 

太字で記載されている部分は過去に出題されたことがある部分ですので、しっかり覚えていきましょう。 

 

「妊娠・分娩・産褥の経過②」のポイント

  1. 分娩の経過
  2. 産褥の経過
  3. 乳汁分泌
  4. 関連問題

 

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1.分娩の経過

分娩第1期:分娩開始から子宮口が全開大するまで。分娩開始とは「規則正しく胎児娩出まで続く陣痛の周期が、10分以内あるいは1時間に6回の頻度となった時(分娩陣痛)」のことである。

分娩第2期:子宮口全開大から胎児娩出まで。陣痛発作時に合わせて児頭の一部が見え隠れする状態を排臨といい、陣痛間欠時にも児頭が見えたままの状態を発露という。

分娩第3期:胎児版娩出から胎盤娩出まで。

分娩第4期:分娩後2時間まで

 

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2.産褥の経過

産褥の定義:分娩が終了し、妊娠・分娩によって生理的に変化した母体が非妊時の状態に回復するまでの期間(約6〜8週間)。

子宮復古:分娩直後の子宮底は臍下3横指から12時間で臍の高さへ。産褥1日目には臍下1横指、産褥3日目には臍下3横指、10日目以降で腹壁から触れなくなる。

悪露:産褥中に子宮および膣から排出される分泌物を悪露という。

 

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3.乳汁分泌

胎盤が排出されると、プロラクチンを抑制していたエストロゲンプロゲステロンが急激に減少。プロラクテイン作用が活発になることで、乳腺が乳汁を産生する。

児からの乳頭への刺激(吸啜刺激)により下垂体後葉からのオキシトシン分泌が促され、乳汁を圧出する(射乳)。

オキシトシンは子宮筋を収縮させる作用もあり、直接授乳は子宮復古(収縮)を促進させる。

 

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4.関連問題

【問題1】

経膣分娩の正常な経過で最初に起こるのはどれか。

 1.発露

 2.排臨

 3.胎盤の娩出

 4.児頭の娩出

 5.子宮口の全開大

 

【問題2】

分娩第2期はどれか。

 1.陣痛開始から子宮口全開大まで

 2.排臨から発露まで

 3.子宮口全開大から胎児娩出まで

 4.胎児娩出から胎盤娩出まで

 

【問題3】

児の吸啜刺激によって分泌が亢進し、分娩後の母体の子宮筋の収縮を促すのはどれか。

 1.オキシトシン

 2.プロラクチン

 3.テストステロン

 4.プロゲステロン

 

【問題4】

産褥期の子宮収縮を促すのはどれか。

 1.安静臥床

 2.温罨法

 3.外陰部洗浄

 4.直接授乳

 

答えへ

 

 

みなさんいかがでしたか? 

答えは一番最後に書いてますので確認してみてください。 

 

看護師国家試験は日々の積み重ねが一番大切です。

頑張ってるみなさんの一助となれることを心より願っております。

 

それでは国家試験合格を目指してがんばりましょー!

 

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答え

【問題1】:5

【問題2】:3

【問題3】:1

【問題4】:4

 

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