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必修問題「感染症③」の重要ポイントまとめ、第112回看護師国家試験用問題

感染症

過去問出題回数(第100回以降):10回 

(第111回、第108回、第107回、第106回、第105回、第104回、第103回、第102回、第101第回、第100回) 

 

感染症」その③です、今回は「感冒」「ウイルス性肝炎」「特殊なウイルス感染症」についてまとめました。

感染症①」「感染症②」は下記から見ていただけます。↓

saisakinoyoi-tenkouhuryou.hatenablog.com

saisakinoyoi-tenkouhuryou.hatenablog.com

 

 

太字で記載されている部分は過去に出題されたことがある部分ですので、しっかり覚えていきましょう。 

感染症②」の目次

  1. 感冒(かぜ症候群)
  2. ウイルス性肝炎
  3. 特殊なウイルス感染症
  4. 関連問題(全4問)

 

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1.感冒(かぜ症候群)

感冒は最も頻度の高い呼吸器感染症で、80〜90%がウイルス感染によるものである。残りは肺炎マイコプラズマや肺炎球菌などの細菌によるものである。症状としては、咽頭痛、鼻汁、咳などの局所症状が中心で、発熱も微熱から中等度の熱が一般的で、重症化することはほとんどない。

 

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2.ウイルス性肝炎

肝炎ウイルスはA型、B型、C型、その他に分類される。

A型肝炎(4類感染症

感染経路:経口感染

魚介類の生食や井戸水の摂取により急性肝炎を起こす。慢性化することはなく、その地域の衛生環境を反映するとも言われている。

B型肝炎(5類感染症

感染経路:輸血、垂直感染、性行為などの血液・体液による感染

急性肝炎を起こし、ときに劇症化し重篤な状態になる。現在日本に110万〜140万人のHBキャリアがいるといわれているが、急性肝炎に移行せず、一生を終える場合が多い。

C型肝炎(5類感染症

感染経路:血液・体液による感染

原因が判明しているものでは針刺事故などの医療行為に関連するものが多く、次いで性的接触、薬物の使用、タトゥーやピアスなど医療行為以外での針の刺入がある。急性肝炎を起こすことは稀だが、慢性化し肝硬変から肝細胞癌になることが多いのが特徴。

 

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3.特殊なウイルス感染症

感染症の中でも、一部のがんや白血病に属する疾患では、ウイルスの感染によるものが発見されている。

子宮頸がん:ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)

成人T細胞白血病:ヒトTリンパ好性ウイルス(HTLV

伝染性単核球症:エプスタイン・パール・ウイルス(EBV)

 

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4.関連問題

【問題1】

感冒の原因で最も多いのはどれか。

 1.真菌

 2.細菌

 3.ウイルス

 4.クラミジア

 

【問題2】

血液感染するのはどれか。

 1.結核

 2.A型肝炎

 3.B型肝炎

 4.インフルエンザ

 

【問題3】

経口感染で発症するのはどれか。

 1.HIV感染症/AIDS

 2.A型肝炎

 3.疥癬

 4.肺結核

 

【問題4】

ウイルスが原因で発症するのはどれか。

 1.血友病

 2.鉄欠乏性貧血

 3.再生不良性貧血

 4.成人T細胞白血病

 

 

答えへ

 

 

 

 

みなさんいかがでしたか? 

答えは一番最後に書いてますので確認してみてください。 

 

看護師国家試験は日々の積み重ねが一番大切です。

頑張ってるみなさんの一助となれることを心より願っております。

 

それでは国家試験合格を目指してがんばりましょー!

 

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答え

【問題1】:3

【問題2】:3

【問題3】:2

【問題4】:4

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