「感染症」
過去問出題回数(第100回以降):10回
(第111回、第108回、第107回、第106回、第105回、第104回、第103回、第102回、第101第回、第100回)
その①もどうぞ
saisakinoyoi-tenkouhuryou.hatenablog.com
太字で記載されている部分は過去に出題されたことがある部分ですので、しっかり覚えていきましょう。
「感染症②」のポイント
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1.結核について
結核は明治時代から昭和20年代までの長い間、「国民病」「亡国病」と恐れられていた。国をあげて予防や治療に取り組みにより、死亡率は往時の百分の一以下にまで激減した。感染経路は空気感染で、感染症分類においては二類となっている。感染症法により医療費の一部(あるいは全額)を公費で負担している。
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2.症状と診断
結核の潜伏期間は非常に長く、半年から2年となっている。症状としては、咳・痰、胸痛、微熱、全身倦怠感といった、風邪の食とよく似た症状がでる。
診断は、胸部レントゲンや喀痰検査、ツベルクリン反応検査、QFT検査、血液検査などを行う。客たん検査では、顕微鏡の視野内に結核菌がどの程度いるかをみるガフキー号数が有名である。
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3.治療
抗結核役で治療するが、1種類では抵抗性を持つ結核菌が生まれてしまうため、2種類ずつ併用して定期的に薬の種類を変える併用療法が行われる。
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4.予防
現在は、1歳未満に達するまでの間にBCGの直接摂取を行うこととなっている。
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5.関連問題(4問)
【問題1】
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)において、結核が分類されるのはどれか。
1.一類
2.二類
3.三類
4.四類
5.五類
【問題2】
感染症の潜伏期間で最も長いのはどれか。
1.インフルエンザ
2.結核
4.流行性耳下腺炎
【問題3】
空気感染するのはどれか。
1.結核菌
2.腸管出血性大腸菌
3.ヒト免疫不全ウイルス(HIV)
【問題4】
ガフキー号数を指標とする感染症はどれか。
1.結核
2.風疹
3.MRSA
4.HIV
みなさんいかがでしたか?
答えは一番最後に書いてますので確認してみてください。
看護師国家試験は日々の積み重ねが一番大切です。
頑張ってるみなさんの一助となれることを心より願っております。
それでは国家試験合格を目指してがんばりましょー!
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答え
【問題1】:2
【問題2】:2
【問題3】:1
【問題4】:1
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