幸先の良い天候不良

未来の看護師さん達のために

MENU

必修問題「感染症①」の重要ポイントまとめ、第112回看護師国家試験用問題

感染症

過去問出題回数(第100回以降):10回 

(第111回、第108回、第107回、第106回、第105回、第104回、第103回、第102回、第101第回、第100回) 

 

今回は感染症についてです。範囲が広いため、3回に分けてまとめました。

太字で記載されている部分は過去に出題されたことがある部分ですので、しっかり覚えていきましょう。 

 

感染症①」のポイント

  1. 感染経路
  2. インフルエンザ
  3. メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
  4. 食中毒
  5. 関連問題(4問)

 

.

1.感染経路

垂直感染:母から子どもへと感染すること、母子感染ともいう。

水平感染:一般的な不特定多数の人々の間に起こる感染のこと。

空気感染:ウイルスや細菌が飛沫核として空気中に飛び、1m以上超えて人に感染すること。(麻疹、水筒、結核など)

飛沫感染:ウイルスや細菌が咳や、くしゃみなどにより、飛沫することで感染すること。(インフルエンザ、風疹など)

経口感染:ウイルスや細菌に汚染された食べ物を、加熱しないで食べた場合や、感染した調理者の趣旨を介して汚染されたものを食べた場合に感染。(ロタウイルス感染症ノロウイルス感染症など)

 

.

2.インフルエンザ

感染経路:主に飛沫感染

潜伏期間:1〜3日

症状:発熱、頭痛、関節痛・筋肉痛、咽頭痛、鼻汁、咳など

治療:治療薬;抗インフルエンザウイルス薬(発症発現から48時間以内に使用)

 

.

3.メチシリン耐性黄色ブドウ球菌MRSA

ぶど球菌は人の皮膚などに存在する常在菌で、通常は毒性が弱く、抗菌薬で容易に死滅させることができる。しかし、抗生物質を多く使用することで耐性を持つMRSAへと変化する。MRSA感染症を引き起こす程度は、通常の黄色ブドウ球菌と同等だが、高齢者など抵抗力や体力が低下している人が感染して感染症を起こすと、多くの種類の抗菌薬が効かないため、治療が進まずに重症化するケースがある。治療には、一般的にバンコマイシン製剤を使用する。

 

.

4.食中毒

普通の大腸菌でも食中毒を起こすことがあるが、種類によっては、子どもや高齢者に感染することで死亡する可能性のある菌もある。(特に有名なものとして「O-157」)

加熱不十分な鶏肉の摂取により感染するカンピロバクターや卵・食肉加工品・牛のレバ刺しなどの摂取により感染するサルモネラ属菌がある。細菌による発生件数ではカンピロバクターが全体の約3割をしめる。また冬に流行しやすいもんとしてノロウイルスがある。

 

.

5.関連問題

【問題1】

母体から胎児への感染はどれか。  

 1.水平感染

 2.垂直感染

 3.接触感染

 4.飛沫感染

 

【問題2】

飛沫感染するのはどれか。

 1.疥癬

 2.コレラ

 3.A型肝炎

 4.インフルエンザ

 

【問題3】

メチシリン耐性黄色ブドウ球菌MRSA)に有効な薬はどれか。

 1.バンコマイシン塩酸塩

 2.セファゾリンナトリウム

 3.ストレプトマイシン硫酸塩

 4.ペンジルペニシリンカリウム

 

【問題4】

食中毒の原因となるのはどれか。

 1.セラチア

 2.レジオネラ

 3.ヘリコバクター

 4.カンピロバクター

 

 

答えへ

 

 

みなさんいかがでしたか? 

答えは一番最後に書いてますので確認してみてください。 

 

看護師国家試験は日々の積み重ねが一番大切です。

頑張ってるみなさんの一助となれることを心より願っております。それでは国家試験合格を目指してがんばりましょー!

 

.

答え

【問題1】:2

【問題2】:4

【問題3】:1

【問題4】:4

必修問題1日1問で合格を目指そう!

Instagramで毎日、過去の必修問題・答えと簡単な解説を書いたものをあげていますので、ちょっとした隙間時間や空き時間に読んでみてください。そして、お役に立ったらぜひいいね・フォローお願いします。