「血液、体液」
過去問出題回数(第100回以降):6回
(第109回、第108回、第106回、第104回、第102回、第101回)
この記事では、「血液、体液」の項目の「血漿」と「体液」に焦点を当ててまとめています。
太字で記載されている部分は過去に出題されたことがある部分ですので、しっかり覚えていきましょう。
「血液、体液:血漿・体液」のポイント
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1.血液と体液
血液:
血液全血は体重の約8%で、「血球」(約45%)と「血漿」(約55%)から成っている。
「血漿」は血漿タンパク質(約7%)と水分・電解質(約93%)から成っている。
※「血球」については前回記事でまとめていますので、ご参照ください。
体液:
全体重(100%)から固形成分(約40%)を除いた水分(約60%)のことである。
体液(約60%)の内、約40%が細胞内液、約20%が細胞外液である。
細胞外液(20%)の内、約15%が間質液、約5%が血漿となっている。
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2.血漿タンパク質
血漿中に含まれるタンパク質として特に重要なものとして、アルブミン・グロブリン・フィブリノゲンがある。
アルブミン:膠質浸透圧の維持
フィブリノゲン:血液凝固因子の一種、血液凝固に関わる。血漿からフィブリノゲンを除いた物を血清という。
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3.電解質と輸液
電解質とは、水に溶けると電荷(プラスやマイナス)をもつ化学物質のことをいう。体内にはさまざまな電解質が存在し、体液の浸透圧やpHを調整するなど、重要な機能を果たしている。細胞内液にはカリウムが多く、細胞外液はナトリウムとクロールの濃度が高いという特徴がある。
点滴の際に用いる生理食塩水は、体液のナトリウム濃度(0.9%)に合わせて作られたものである。また輸液として用いられるブドウ糖溶液も、血漿浸透圧濃度と同じ5%となっている。このように体液と等しい浸透圧の溶液を等張液という。
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4.関連問題
【問題1】
健常な成人の体重における水分の割合に最も近いのはどれか。
1.20%
2.40%
3.60%
4.80%
【問題2】
血液凝固に関連するのはどれか。
1.ヘモグロビン
2.フィブリノゲン
3.マクロファージ
4.エリスロポエチン
【問題3】
細胞外液に比べて細胞内液で濃度が高いのはどれか。
1.カルシウム
2.ナトリウム
3.カリウム
4.クロール
【問題4】
1.5%
2.10%
3.20%
4.50%
【問題5】
生理食塩水の塩化ナトリウム濃度はどれか。
1.0.9%
2.5%
3.9%
4.15%
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頑張ってるみなさんの一助となれることを心より願っております。
それでは国家試験合格を目指してがんばりましょー!
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答え
【問題1】:3
【問題2】:2
【問題3】:3
【問題4】:1
【問題5】:1