前回に続き運動系についてまとめました。
「運動系②」
過去問出題回数(第100回以降):6回
(第111回、第109回、第107回、第105回、第103回、第100回)
この記事では、参考書などのような長い文章はできる限り省き、過去問の分析結果からの覚えていた方がよいポイントを簡潔・明瞭に記載していきます。
太字で記載されている部分は過去に出題されたことがある部分ですので、しっかり覚えていきましょう。
「運動系②」のポイント
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1.大腿骨の部位・名称
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2.高齢者の骨折
高齢者の骨折は治りにくく、寝たきりをつくる原因となる。
高齢者に多い骨折
・上腕骨外顆頸骨折(手掌をついて転倒した際に発生)
・橈骨遠位端骨折(手掌をついて転倒した際に発生)
・大腿骨頸部骨折(転倒した際に発生)
・腰椎圧迫骨折(尻もちをついたときなど、腰椎が上下に圧迫された際に発生)
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3.皮膚の損傷の有無による骨折の分類
開放(複雑)骨折:皮膚損傷を伴い、外界と損傷部位が交通しているもの
閉鎖(単純)骨折:損傷部位が外界と連絡のないもの
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4.骨折の治療
骨折の治療としてギプスを使用することがあるが、ギプス固定を行う上で気をつけなければならないのが、ギプスの圧迫による神経損傷である。下腿骨骨折の際の腓骨神経麻痺を特に注意が必要。
それでは、ここからは関連問題を準備したので、解いてみましょう。
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【問題1】
右大腿骨前面を図に示す。大腿骨頸部はどれか。
1.①
2.②
3.③
4.④
【問題2】
高齢者の転倒による骨折が最も多い部位はどれか。
1.頭蓋骨
2.肩甲骨
3.肋骨
4.鼻骨
5.大腿骨
【問題3】
開放骨折で正しいのはどれか。
1.複数の骨が同時に折れている。
2.複雑な折れ方をしている。
3.骨折部が外界と交通している。
4.骨片の転位を起こしていない。
【問題4】
下腿骨骨折時のギプス固定中に起こりやすいのはどれか。
1.腓骨神経麻痺
2.橈骨神経麻痺
3.尺骨神経麻痺
4.坐骨神経麻痺
みなさんいかがでしたか?
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それでは国家試験合格を目指してがんばりましょー!
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答え
【問題1】:3
【問題2】:5
【問題3】:3
【問題4】:1